風倒木災害平成3年(1991年)

台風19号の暴風により、福岡県、大分県、熊本県等に未曾有の森林被害をもたらしました。

災害データ

災害発生地区 県内各地(八女郡星野村、浮羽郡田主丸町、田川郡添田町、築上郡大平村他)
災害発生日時 平成3年(1991年)9月27日

災害の概要

平成3年9月に九州を直撃した台風17号・19号により、特に19号は最大瞬間風速60m/s以上の猛烈な暴風を記録し、福岡県・大分県・熊本県・佐賀県に未曾有の森林被害をもたらした。

県内各地の山林では杉や桧が根本から倒れたり、途中から折損し、南西向きの斜面の山林に被害が目立った。森林の被害は倒木本数10,900千本、被害面積7,239haに及んだ。この時から、風による被害ということで「風倒木」という言葉が広く使われるようになった。

風倒木の被害が発生すると、それらの倒木が土石流あるいは土砂流、洪水とともに流下し、人命、家屋、橋梁などに二次的な被害をもたらす危険性が増大する。